写真は7月30日のJA研修所のきゅうりハウスの様子です。
この春独立就農をした研修卒業生の1人を訪ねてきました。
栽培品目は夏秋きゅうり(露地+ハウス)+市田柿で労働力は2名です。5/1に定植したきゅうりが現在、収穫のピークを迎えようとしているところで、初出荷は6/2でした。今年は全国的な長雨による野菜価格の高騰もあり、きゅうりの単価が非常に高値で推移しています。JAに出荷された農産物の販売代金は一部を除いて毎週金曜日に農家さんの口座に振り込まれますが、金曜日にJAに通帳記帳に行くのが楽しみだと、目をキラキラさせて話してくれました。この野菜価格高騰がなく平年並みで推移したとしても、順調な出荷量をキープできているので、非常に良いスタートが切れていると思います。
難しい気象条件でも、本人の努力、地域の先輩農家さんとの情報交換、JA営農技術員によるサポート等により懸命に乗り越えて来ている様子が伺えました。ピークを過ぎると段々と収量が落ちていきます。これをなるべく長い期間引っ張り、出荷が1日でも長く続くよう後半の管理が大切になっていきます。そして、来年再来年と段々に技術を向上させて、秀品率を少しずつ上げていけるといいですね。
ここで収穫ピーク時の今、どのような1日を過ごしているのかタイムスケジュールを聞いてきたのでご紹介します。
4:30~5:00 起床→5:30~11:00収穫→収穫した物を自宅に持ち帰り選別・荷造り・お昼休憩→16:00~暗くなるまで収穫→選別・荷造り(間に夕飯などを挟み)23:00選別終了→就寝
とても忙しいことがお分かりかと思います。私たちも相談会でお伝えしている「きゅうりは収穫期がとにかく忙しい‼」というのがまさにこのことです。若さゆえ乗り切っている部分もあるかもしれませんが、本当に体力気力勝負です。ですが、そうとは言え疲れ切っていて元気がない…ということもなく、生き生きと頑張っているのが分かり安心しました。
ここからの後半戦、気持ちを切らすことなく乗り切ってほしいと思います。