8/3(水)午前11時頃、高森町の国道153号線を飯田方面に向かって走っていたところ、市田柿の研修木で作業する研修生の姿を発見!(市田柿の研修園地は国道から見える場所にあるんです)
7月~8月は摘果作業の時期なので「摘果作業してるかも」と思い、側道を下りて市田柿の研修園地へ向かいました。
研修園地では第5期生(阿智村)の1人が摘果作業をしていました。
きゅうりの作業の合間をみて作業をしていたそうです。
市田柿の研修では、JAみなみ信州のグループ会社の管理園地で行う作業実習と、各研修生に与えられた1本の市田柿(研修木)を1年間自分で管理する実習があります。
1年間の作業の流れや基本的な知識はグループ会社で行う作業実習で身につけます。一方、研修木は研修生自身に栽培管理を任せますので、学んだものを自分の裁量で実践してみる、そういったチャレンジができます。
「収穫時は(大)サイズの比率を高くする」と目標を立ててみる
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「着果数を鑑みながら摘果作業をしてみた」
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収穫後の選別作業の結果「(中)~(小)サイズの比率が多かった…」
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「摘果作業で残した数が多かったか!?」
目標に向けて実践したことがどういった結果になるのか検証できます。
学んだことが実践してみてどういう結果になるのか…就農前に実践して検証できる機会は、新規就農者にとって貴重な経験になるのではないでしょうか。
表は昨年、研修木で収穫した生柿の選別結果で、なかなか狙い通りの結果は難しいようです。市田柿の指導マネージャーが管理した研修木の選別結果は、マネージャーの狙い通り(大)サイズが70.3%でした。ヾ(≧▽≦)ノ
第4期生、第5期生の皆さん、今年の選別結果も楽しみですね!
( ̄ー ̄)ニヤリ
さて、市田柿についてもう少し。
市田柿は「干柿」ですから、栽培~収穫だけでなく「加工」という分野も行わなければならない特殊な農産物です。
地元のベテラン農家さんも「市田柿生産は毎年1年生だ」と言います。
特に加工の工程においては、その年々の気温や湿度、天候が製品の仕上がりに大きく影響しますので、毎年の状況に応じた対応を求められる難しい作業工程になります。
なのに、1年に1度しか経験できない品目ですので、毎年の経験を大切にするという意識は無くてはならないものです。
でも、そんな難しい部分をもった「市田柿」だからこそ「のめり込んでしまう」、「魅力のある」農産物なんでしょうね。
南信州でしか作れない「市田柿」、上品な甘さ、“ぽてっ”とした弾力のある食感、粉雪のような白い表面、果肉の鮮やかなオレンジ色、どれをとっても「最高の干柿」ではないでしょうか!!
南信州で最高級干柿「市田柿」の匠になりたい!と思った方は、ぜひ一度お問い合わせください。