【市田柿研修】1/6(金)市田柿パッケージ作業

今日から仕事始めとなりましたが、年をまたいで繰り越した市田柿を包装します。

まずは繰り越した市田柿の状態を見て、年末の時の状態との変化を確認しました。

”粉の状態”や”硬さ”をチェックして、「柿もみ作業」が必要かを判断しました。

年末の時には”まだ粉が薄い”としていた柿も、十分に粉が出ていて「柿もみ作業は必要なし」と判断されました。

そう決まれば早速、包装作業を進めていきます。

 

来週からは剪定作業の研修が始まりますので、急ピッチで包装作業を進めています。

市田柿のパック詰め作業にも慣れて、さらに第4・5期生はチームワークも良いので、手際よく、また効率的に作業が進みます。

 

 

★タンニン★

過去の記事では、「市田柿」と「タンニン」の関係についていくつも話題にしてきましたが、実際の「タンニン」は赤い〇印で囲った部分のように見えるものもあります。

タンニンは濃緑色青紫色に表現されますが、白い粉が被ると緑色より少し薄く、白色かかった濃緑色に見えてしまうものもありますので、「カビ」と勘違いされることも多くあります(´;ω;`)ウッ…

市田柿はモチっとした独特の食感を保つために適した水分量を含んでいますので、”対カビ”は必ずついて回る課題です。

ただ、市田柿の生産工程では「カビの発生」を抑制するために、使用する皮むき機がすべて”脱針”仕様(吸引式)になっていたり、各工程での対策を進めてきていますので、以前より圧倒的にカビ対策が実践されています。

実際にカビにまつわるお申し出は減少しています。

それでも生産~流通過程、さらには購入後の保管状況も含めてカビが発生してしまう場合がありますので、購入後、心配や不安などがある場合には、パッケージに掲載されている生産元などへお問い合わせください。

カビのお申し出だとしても、実際はカビではなくタンニンだったといった事例も多いのですが、見分けづらいものは多くありますので、生産側にとっても消費側にとってももどかしい課題ですね。

 

JAみなみ信州の商品には、こういったロゴマークや「JAみなみ信州」と表示されていますので、フリーダイヤルにお問い合わせください。