収穫した原料柿は、その日のうちに選果機を使用して「特大・大・中・小・極小」に選別します。
サイズ選別は「市田柿」を干しあげていく際にはとても大切な作業になります!
原料柿の理想的な熟度は、下の画像の向かって右側の柿のように全体がまんべんなくオレンジ色になったものです。
適熟で収穫することが良質な市田柿加工への第一歩となります。
収穫した原料柿の選果結果です。
昨年に比べると着果量が少なかった分、少し玉が肥大傾向にありましたが、収穫キロ数は減少しました。
研修園地ですので無摘果のサンプル木があったり、まだまだ栽培管理の技術や知識が未熟な研修生が管理する園地ですので、年々で表裏の差が大きくなってっしまうのは仕方ない事です。
当JAの果実柿課の営農技術員(市田柿担当)曰く、毎年の収穫量に差が小さい園地は適切な剪定がされており、理想的な枝の伸ばし方になっているとの事。
そういった選定技術を2年間という短期間で完全に技術を習得することは難しいとは思いますが、「なぜこの枝を切るのか、なぜ残すのか」など、根拠は深く理解していってもらいたいと思います。
翌日からは、市田柿専用の皮むき機を使って皮剥き研修ですので、皮むき機の準備も行います。
いよいよ「市田柿」の加工研修がスタートします。